2026年 年頭所感
株式会社アリストル
代表取締役CEO
宮崎学
新年あけましておめでとうございます。
当社は、2025年のスローガンとして「約束」を掲げました。株主の皆様、取引先の皆様、従業員、そしてそのご家族を含め、当社と関係する皆様との約束を、決して理念や言葉にとどめることなく、行動として果たし、結びつきを確かなものにしていくという強い意思を込めました。2025年は、その「約束」を着実に実行に移すことができた一年でした。
最初に取り組んだ試みが、社内教育への本格的な投資です。これまでは即戦力人材の採用やOJTを中心とした成長に重点を置き、体系的な教育体制に十分な時間とリソースを割けていませんでした。しかし、企業として持続的に成長していくためには、「今いる人材の価値を最大限に高めること」が最重要であると判断し、教育体制の強化に踏み切りました。全社的にはDX・AI領域を中心とした研修や研究会を実施し、加えて半期ごとに個別テーマを設定、各社員のキャリアパスや実務に直結する研修を行いました。その結果、社員一人ひとりが成長を実感しながら、より主体的に業務に取り組む組織へと進化しました。
次に、事業面においても、2025年は大きな進展がありました。コンサルティング事業では、特に生成AI関連の案件や研修のご依頼が増加し、延べ3,000名を超える方々に向けて講演・研修を行う機会をいただきました。また、書籍出版の機会にも恵まれ、当社が培ってきた知見を社会へ還元する一歩を踏み出すことができました。社内においても生成AI関連のシステム開発を進め、実践を通じた独自の知見を蓄積することができ、組織全体の競争力向上につなげることができました。
さらに、教育事業の新たな可能性を切り拓く一年ともなりました。海外大学からの訪日プログラム、日本の大学生への教育機会の提供、そして立命館大学において客員准教授として関わる機会を得るなど、国内外の多様な方々に対して、当社の歩みやノウハウをお伝えすることができました。これまでにいただいてきたご縁と学びを、次の世代へとつないでいく、その第一歩を踏み出せた一年でした。
2026年、当社のテーマは「不惑」としました。私自身、本年40歳を迎えます。孔子は『論語』の中で「四十にして惑わず」と説きました。これは単に迷いがなくなるという意味ではなく、自らの価値観と判断軸が確立され、信念に基づいた意思決定ができる状態を指すものだと解釈しています。「不惑」とは、「もうこの道で迷わない」という覚悟であり、その選択に伴う責任を正面から引き受ける姿勢でもあります。
これまでの経験と失敗、積み重ねてきた実践を礎に、自らの判断に確信を持ち、次の段階へと進むということ。今の私自身、そして今の当社に最もふさわしい言葉であると考えました。当社は今一度、「得意なこと」「心から価値を感じられること」を再定義し、事業領域において圧倒的な価値を提供し、他には代えがたい存在となることを目指します。
「不惑」とは、挑戦をやめることではありません。むしろ、自分たちが進むべき道を明確にした上で、より大胆に、より深く挑み続けることだと考えます。「意識を変え、行動を変え、未来を変える」という当社のパーパスを体現すべく、2026年も社会課題の解決に真摯に向き合い、事業を推進してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
