2025年 年頭所感
株式会社アリストル
代表取締役CEO
宮崎学
新年、あけましておめでとうございます。
2024年は、2023年に続き、当社を取り巻く事業環境の見通しは明るくない中、抜本的な経営改革と新しい事業の挑戦を行いました。
まずは、これまでのスタートアップ的な経営手法から、中小企業的な経営手法へ転換をしました。創業してから7年が経つ当社も、これまでベンチャーキャピタルや事業会社の皆様から資本を募り、高成長を目指した経営に取り組んできましたが、残念ながら結果が伴いませんでした。これも、そのようなプロダクト、仕組みを作ることが出来なかった経営者としての私の至らないところではありますが、会社の成長速度を速めるために、従業員他の皆様に無理を申し上げ、決して持続可能的で幸せな経営ではありませんでした。そこで、投資家の皆様には説明、納得をして頂いた上で、今後は急激な成長よりも、まずは基盤を安定させた着実な経営に取り組むことを宣言し、実行に移しました。まだ、改革の途中ではありますが、経営の在り方を変えたことで、ちょっとずつ財務状況、及び組織も変化しているように感じています。
次に、事業面でも大きく挑戦を続けた一年でした。ヘルスケア事業においては、特定保健指導管理システム「スマウェル」をリリースしました。予約システム~請求システムを一気通貫で行うという、複雑性極まる難しい課題に取り組む国内唯一の会社だと自負しております。また、DXコンサルティング事業においては、生成AI関連領域に関する案件が増え、当社としても、独自の知見をためることができました。更に、他業種のコンサルティング案件も増え、当社の「変革」におけるノウハウも強くなってきました。お客様と向き合ったこの一年が、2025年に結果として出てくることを期待します。
その他にも、2024年は、海外へ赴く機会を頂き、少しづつですが海外関連のお仕事が増えました。具体的には、Salzburg Global Seminar のFellowとして、5月、10月にプログラムへ参加し、世界中のエンジニアや国際機関、NGO職員の方と知見共有を交わさせて頂く機会を頂き、新たな知見を得ることができました。また、国内においてもインバウンドマーケティング関連のお仕事を頂く機会が増え、世界とのつながりを感じる一年でした。
今月9日には、当社は創業7周年を迎えます。8年目を迎える本年のスローガンは「約束」です。
「約束」という文字は、古代中国で、取り決めなどを忘れないように、糸などの束をまとめる、という語源から来ています。
株主、取引先、従業員、従業員の家族、と、当社を取り巻くステークホルダーの皆様との「約束」を果たし、それぞれの糸が強く引き締まるかのように、結束力を強める一年にしたい、そしてこれこそが当社が考える幸福の形であるという思いを込めました。
『意識を変え、行動を変え、未来を変える。』
当社のパーパスを体現するよう、2025年も、時代の要請に合わせて行動を変容させ、社会課題の解決に
本年も宜しくお願い申し上げます。