2024年 年頭所感


株式会社アリストル
代表取締役CEO
宮崎学

 

新年、あけましておめでとうございます。

 

2023年は、当社を取り巻く事業の環境は決して良くなく、同業他社でも撤退や閉鎖のニュースも相次ぐ中、より大きく成長する企業へ変革するため、「壁を壊す」というスローガンの下、様々な取り組みをしてきました。

 

まず、1月に大阪営業所を設立し、「東京の壁」を越えました。顧客が増えつつある大阪に、私自ら拠点を移すことで、更なる顧客の獲得、及び新規事業の開発に結び付くことができました。次に、これまで当社の大きな課題であった「組織の壁」を壊す取り組みに着手しました。具体的には、行動指針として”Aristolism”をまと、この行動指針に沿った採用活動、評価システムを導入しました。更に、パーパ―スを一つのムービーにまとめあげ、我々がどこを向いて事業を進めるのか社内外に提示しました。これまでバラバラに感じていた組織がようやく一つにまとまり、パワーに繋がったと感じています。最後は「売上の壁」でした。年始に掲げた目標の売上の壁を突破しよう、と株主、従業員の皆さんにコミットをして挑んだ一年でした。結果として、想定していた通りのタイミングで目標額を突破することができました。

 

これ以外にも、当社としては、多くの進展がありました。一つは、海外への挑戦です。昨年7月には、データ戦略部の2名が、当社として初めて、事業の裏にある成果を学術論文にまとめ、国際学会で発表しました。当社では、引き続き研究開発にも精力的に投資を行っていきます。もう一つは、ヘルスケア領域以外の業務拡大です。当社は、フィットネス領域での自社プロダクト事業からスタートしましたが、そのコアコンピタンスを”Motivation Intelligence”にあると再定義し、業務領域の拡大を狙いました。2023年は、インバウンドマーケティング領域、EC領域など、ヘルスケア以外にも業界が広がり、また、コンサルティング業務領域も経営戦略レベルからマーケティングレベルへと多岐に渡るプロジェクトを創出することができました。

 

今月、当社は創業6周年を迎えます。創業してからの6年、国際情勢では、新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻など、全く予知しなかった事象が発生しました。当社でも、起業当初は想像をもしなかった困難が次々と立ちはだかり、そのたびに解決策を捻り出し、乗り越えてきました。きっとこれからの6年間も、天変地異的な変動が世界各地で起こり、当社も新たな困難に立ちはだかることでしょう。

 

そこで、これからの6年、起こりうる荒波を乗り越え、大飛躍した形で2030年を迎えるために、本年の経営スローガンを「Replace」と定めました。

 

まずは、目標のReplaceを行います。これまでは、利益よりも売上や投資に重点を置いていました。しかし、今後、永続的に発展ができるよう、より利益を重視した経営を志します。次に、事業のreplaceを行います。利益を持続的に創出するため、ストック収入とフロー収入のバランスを意識し、よりROICの高い事業に集中していきます。三つ目は、組織のreplaceです。社員数も増え、組織の階層化も進んできた本年からは、従業員自らが仕事の機会を創り、その仕事を通して成長してくれるよう、会社全体の制度を整えていきます。

 

『意識を変え、行動を変え、未来を変える。』

 

当社のパーパスに表現されているように、私自身、そして当社の社員皆が、時代の要請に合わせて行動を変容させ、社会課題の解決に向けて事業を推進していきます。

 

本年も宜しくお願い申し上げます。